編み籠とレザークラフトの専門店「TSUKITOKI(月と木) かごと革」(秋田市大町1)が4月22日、星辻神社近くに開業して1カ月がたった。
雑貨店やNPO法人の事務所などに使われた、星辻神社(同)近くにある築140年前後の旧酒店店舗を改装し、秋田市在住の渡邉綾子さんが開業した同店。
曲げやすいツルが特徴のアケビや表裏で色合いが異なるクルミ、県内では珍しいイタヤなど、秋田県産の素材を材料に作る編み籠(2万円~5万円台)を中心に、仙北市の郷土玩具で木製の「イタヤ狐」(1,100円)、渡邉さんが作る編み籠向け巾着(5,000円~7,000円台)など、地元で活動する作家4人の作品50点前後を展示販売する。開店1カ月で約50人が来店した。
「希少な素材を使う1点モノのため高価になりがちな手編み籠だが、地元の皆さんの手に取ってもらいたく価格を抑えている。県外から問い合わせを受けることも」と渡邉さん。「自然の素材で作る籠は長い期間にわたって使えるので、時間の経過で変わる風合いの魅力を楽しんでもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は、10時30分~16時30分。月曜・木曜・土曜のみ営業する。