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秋田・千秋公園前に豆腐専門店 食べ歩き向け「よじろあげ」も

秋田市千秋公園前の文化施設内に開店する豆腐専門店「豆腐百景」店主の矢吹史子さん

秋田市千秋公園前の文化施設内に開店する豆腐専門店「豆腐百景」店主の矢吹史子さん

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 豆腐専門店「豆腐百景」が4月22日、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)内に開店する。

油揚げや厚揚げに似た食感の「よじろあげ」

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 料理教室などを主宰する矢吹史子さんが、2022年7月に開業した豆腐専門店(将軍野南4)と同名の新店。大仙市産の大豆「リュウホウ」を原料に、臨海食品協業組合(飯島砂田)が製造する豆乳で作る寄せ豆腐(200グラム=200円~)や、豆腐やおからなどを使う総菜(200円~)を販売する。

 中でも、木綿豆腐を原料に揚げて作る、油揚げや厚揚げに似た食感の「よじろあげ」(350円)は、直径13センチほどのオリジナル商品。商品名は、秋田市に伝わる忠義のキツネの伝説「与次郎狐」から。食べ歩きを楽しめるよう店頭で焼き、湯沢市内で作られる「みそだまり」のタレで仕上げて提供する。家庭調理向けパック(3枚入り、680円)も用意する。

 鹿角市産リンゴのシロップや横手市産の麹を使う甘酒、仙北市角館の専門店が作る餡などを加える「トロトロ豆乳ドリンク」(350円~500円)や「おとうふサンデー」(500円)など、いずれも矢吹さんが地元で生産される食材にこだわり、豆腐や豆乳をアレンジしたデザートメニューを多くそろえる。

 秋田県の観光PR誌の編さんに携わった経験から「お客さまに当地の食の魅力を伝えるためには、食の編集作業が必要」と矢吹さん。「市内の豆腐店は3~4軒しか残っていないが、地元の大豆で作る豆腐の魅力を守りながら、生産者に喜んでもらえる営業ができれば」と意気込みを見せる。「一度食べてもらえれば、魅力を分かってもらえる」とも。

 営業時間は11時~18時(土曜・日曜・祝日のみ営業)。

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