山梨県在住のデザイナー・折出裕也さんの作品展「点の家○△□」展が3月11日、秋田公立美術大学サテライトセンター(秋田市中通2)で始まった。
NPO法人アーツセンターあきた(新屋大川町)が、秋田公立美術大学(新屋大川町)の卒業生の作品をシリーズで紹介する展覧会の10回目。同大学で景観デザインを専攻し、2019(平成31)年に卒業した折出さんの立体作品10点や建築図面などのほか、自身が関わったプロジェクトの紹介パネルなどを、展示空間の中に集落をイメージしてレイアウトする。
現在、省エネや住宅不足の緩和、住まいに縛られない自由な暮らし方などを提案するタイニーハウス(小さな家)を活用した地域おこしの推進に取り組む山梨県小菅村に移住し、木工房で設計やものづくりに携わる折出さん。
折出さんは「小さな空間から、どのような活動が展開できるのかにアプローチしている。暮らしの風景などにリアリティーを感じながら見てもらえる展示を楽しんでもらえれば」と来場を呼びかける。
営業時間は10時~18時50分。入場無料。4月2日まで。