秋田県のオリジナル品種「NAMAHAGEダリア」の10周年記念展が、現在、秋田市文化創造館(秋田市千秋明徳町)で開かれている。
2012(平成24)年にデビューし、現在39種をラインアップする同品種。これまでの10年間に展開されたダリアの生花やPRポスターなどを一堂に集める特集展として、秋田県が企画した。
10月9日には、関係者4人が10年を振り返るトークセッションを開催。県園芸振興課の太田智さんは、同品種の命名の経緯や毎年200種類ほど交配されるダリアの中から市場関係者の意見を得るなどしながら、数種類ずつ同品種のラインアップに加えることなどを解説。秋田国際ダリア園(雄和)園長で生産者の鷲澤康二さんは、オリジナリティーある品種として育てることの大切さや難しさなど、育成現場の工夫や苦労を紹介した。
同品種のブランディングなどに携わる美郷町在住のデザイナー・澁谷和之さんとカメラマンの鈴木竜典さんは、ブライダル分野と結び付けて展開した10年間のブランディングにまつわるエピソードなどを披露し、来場した約60人の市民は、興味深そうにうなづきながら話に耳を傾けた。
開催時間は10時~18時。観覧無料。10月13日まで。