秋田県立美術館(秋田市中通1、TEL 018-853-868)で、現在、企画展「ルーヴル美術館の銅版画展」が開かれている。秋田経済新聞などが後援。
秋田県立美術館学芸員の佐々木佳苗さんと「モナ・リザ」の銅版画
ルイ14世が1600年代に設立した「王の版画原版収集室」が起源のパリ・ルーヴル美術館カルコグラフィー室所蔵のレオナルド・ダ・ビンチ「モナ・リザ」や、ヨハネス・フェルメール「レースを編む女」などの名画の版画作品を含む103点を、ルネサンス期から現代まで西洋美術史の流れに沿って展示する。
同美術館学芸員の佐々木佳苗さんは「モナ・リザの銅版画は、2019年にルーヴル美術館を訪れた際に見た油彩画の展示を参考にした。ルーヴル美術館の展示室の雰囲気を想像しながら鑑賞してもらえれば」と来館を呼び掛ける。
開館時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入場料は、一般=1,000円、大学生=700円、シニア(70歳以上)900円、高校生以下無料。11月7日まで。
同展を監修する多摩美術大学の中村隆夫教授の講演会(9月19日)や学芸員のギャラリートーク(10月16日)、版画家の伊藤由美子さんが講師を務める版画制作ワークショップ(10月23日)などの開催も予定する。