由利本荘市出身の俳優・真坂雅(みやび)さんが7月26日、一人芝居を秋田県内の2公園で上演する。
横浜市内の大学を卒業後、同市内を拠点に演劇公演やイベント企画などに取り組む、現在27歳の真坂さん。
「演劇に携わる者として魅力的で挑みがいのある故郷と、どのように関わることができるのか」について考える中、「近寄っても、遠巻きに眺めてもいい、出入りが自由な舞台を」と、秋田市千秋公園の二の丸と本荘公園(由利本荘市)内にある野外ステージを舞台に一人芝居を企画した。
捨てられた老犬と拾われた幼犬、盗賊団の頭(かしら)が登場する末原拓馬さんの作品「捨て犬の報酬」を上演する。3役の全てを真坂さんが一人で演じる。
「気軽に演劇に触れていただくきっかけにと企画した。劇場と異なる、太陽や月の明かり、風の音、虫の声などに囲まれる公園の環境が、物語とどのようにかみ合うのか、地元の皆さんと一緒にハラハラドキドキしながら分かち合うことができれば」と真坂さん。
舞台周辺のソーシャルディスタンスを保ち、観客にマスクの着用を促すなどの新型コロナウイルス感染症予防対策を講じて上演する。
上演時間は、千秋公園=14時~14時30分、本荘公園=18時~18時30分。観覧無料。