秋田市内の「街ネタ」を扱うインターネットニュースサイト「秋田経済新聞」が4月、創刊5周年を迎えた。
ウェブ制作などを手掛けるイースナーデザイン(秋田市中通5)が2007年4月、「みんなの経済新聞ネットワーク」(本部=東京都渋谷区)に加盟する23番目の媒体として創刊した。
記者スタッフ3人で市内の出来事を1日1~2件のペースで取材し、これまでに配信した記事は1430本ほど。「乗客に四つ葉のクローバーを配るタクシー運転手」「コーヒーの空き缶を集める新聞記者」「会社で昼食を自炊する社長」など、市民のユニークな取り組みに焦点を当てたヒット記事も生まれた。「ユニークな飲料自販機」記事は、「みん経まちのニュース大賞2011」の読者投票で1位に選ばれた。
「これまで続けることができたのは、読者と取材に協力してくれた市民の皆さんのおかげ」と千葉尚志編集長。「この5年でツイッターやフェイスブックなどSNSのユーザーも増え、個人の発信も活発化している。これからも『まちの記録係』として、地元の明るい話題をセレクトしていきたい」と意気込む。