秋田市環境部環境企画課は8月8日~11日、ごみをなるべく出さずエネルギーを節約できる調理法の講習会「エコアちゃんの環境に優しい料理教室」を開催する。
同講習会の開催は、市民の出すごみを減らすことでごみ処理経費を節約し、これを市民に還元する「環境貯金箱」政策の一環。参加費、材料費とも無料。
講習内容は、「旬の食材を取り入れた地球と体に優しい料理」「省エネ、節水、ごみの少ない環境にやさしい料理」「簡単技あり手間いらずでおいしい料理」をコンセプトに、調理後の「生ゴミ」の量を測定し、環境負荷の低減についての講義も行う。
講師には、食に関する考察を地元紙で連載している岸料理教室の岸和子さんを招き、地産地消の考えから地元の食材も利用する。
同課の伊藤守課長は「生ごみの水分がごみ処理には大きな負荷になっている。市民の皆さんに無駄のない調理法で、おいしい料理の作り方を学び、味わってもらうことで、環境への意識を高めてもらえれば」と話している。
8日~10日はすでに定員になっており、11日のみ参加可能。年度内には秋・冬野菜を使った料理教室の開講も予定する。
「エコアちゃん」は、ごみ減量を推進する秋田のマスコットキャラクターで、ネーミングは「エコロジー」と「秋田」に由来。頭上の葉は市民のごみ減量意識の芽生えを表す。