比内地鶏加工食品の製造販売などを手掛ける「秋田味商」(秋田市将軍野、TEL 018-847-1001)が昨年4月に発売した「鶏塩や~比内地鶏の鶏塩スープで食べる稲庭うどん」が、発売1年で5万食を販売するヒット商品になっている。
比内地鶏ベースの塩スープで食べる稲庭うどん(レモン果汁入り)
しょうゆベースのタレで食べることが多い秋田の郷土料理「稲庭うどん」。同社スタッフが、「中華そば」用塩味スープで稲庭うどんを食べたところ、「予想外に相性が良かった」ことから、比内地鶏ベースのスープと稲庭うどんを家庭調理用にパッケージした「鶏塩や」を昨年4月に発売。「ラーメンみたいな稲庭うどん」と話題になり、1年で5万食、4月は1カ月で1万食を販売するヒット商品になった。
「比内地鶏のうまみを生かし、こってり仕上げた塩味スープだが、レモンや練り梅を入れることでさっぱりした風味も楽しめるのでは」(同社専務の工藤真史さん)と4月、「レモン果汁」と「練り梅」をセットにした商品もラインアップに加えた。
工藤さんは「当店独自の比内地鶏ベースの塩スープを生かした新しいラインアップを考えているので、塩スープで食べる稲庭うどんを皆さんに楽しんでもらえれば」と話す。
価格は945円(2食入り)~。同社通販サイトなどで扱っている。