秋田県は現在、農業法人や農家の従業員として働きながら就農に必要な技術や経営ノウハウを修得する「研修生」と、研修生を受け入れる「農業法人」を募集している。
研修生の応募条件は「就農意欲を有し、本事業での研修終了後も継続して就農する意思があること」などで、研修生を雇用する農業法人・農家の応募条件は「就農に必要な技術等を修得するための研修を行えること」など。雇用対策の観点から、失業者や、研修終了後も雇用を継続する意思のある法人や農家を優先して採用。採用された農業法人には、県が研修生1人当たり最大97,000円を支給する。
1月21日現在、農業法人など27団体が申請中で、求人総数は47人。研修内容や雇用条件などを相談・調整するため、研修生応募者と農業法人の合同面接会を2月8日、秋田テルサ(御所野地蔵田3)で開催する。
採用された研修生は、農業法人や農家で、農産物の栽培や加工、販売などを学ぶ。賃金や労働条件は、研修生と農業法人との契約で異なるが、担当者は「1日8時間・月20日労働で、最低賃金を確保することと、長期雇用することが前提」と話す。
研修希望者は、専用の申請用紙に必要事項を記入し、県農業会議(山王4、TEL 018-823-2785)に郵送する。締め切りは、研修生・農業法人とも1月30日。
申請用紙は、ホームページからダウンロードできるほか、ハローワークや地域振興局農林部で入手できる。