暮らす・働く

秋田・潟上で「水鉄砲大合戦」 俳優が指導、小学生がものづくりと撃ち合い楽しむ

台本から外れて、子どもたちから水鉄砲の集中攻撃を受ける俳優の近藤真行さん

台本から外れて、子どもたちから水鉄砲の集中攻撃を受ける俳優の近藤真行さん

  • 26

  •  

 小玉会館(潟上市)の前庭で8月17日、ワークショップ形式のイベント「水鉄砲大合戦」が開かれ、参加した6人の小学生が水鉄砲作りと水鉄砲の撃ち合いを楽しんだ。

子どもたちから守られるはずの姫役・高橋希さんも参戦した「水鉄砲大合戦」

[広告]

 秋田市在住の写真家・高橋希さんが主催するアート系イベント「オジフェス」の一環として、仙北市の劇団「わらび座」の元俳優で、現在、フリーで活動する近藤真行さんらが企画した。

 子どもたちは近藤さんの手ほどきを受けながら、竹竿(たけざお)をのこぎりで切ったり、水が飛び出る穴を錐(きり)で空けたりして、ポンプ式の「水鉄砲」を制作。水鉄砲合戦は「城に攻め入る敵から姫役の高橋さんを守るため、武将に扮(ふん)する近藤さんの指揮の下、紅白チームに分かれて戦(いくさ)の訓練をする」という本格的な設定で行われた。

 開始合図の笛や太鼓の音とともに、子どもたちは歓声を上げて走り回りながら、盛んに水鉄砲を撃ち合った。勝負は3回戦で行われ、勝利チームの3人には姫から口づけが贈られた。

 「ちょっと疲れたけど楽しかった」と、夏休みで東京から帰省中に参加した小学生。これまでにも子ども向けワークショップなどを運営してきたという近藤さんは「水鉄砲作りは竹材と大工道具を使って作る難しい作業だが、子どもたちは集中して取り組んでいた。自分の力で作ったもので遊ぶ体験になったのでは」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース