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秋田の男性が「選挙」カードゲーム考案 18歳選挙権に合わせ

選挙投票活動の啓発が目的のカードゲーム「トーヒョー!」原案

選挙投票活動の啓発が目的のカードゲーム「トーヒョー!」原案

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 秋田県八峰町在住の男性が選挙投票活動の啓発を目的にオリジナルカードゲーム「トーヒョー!」を考案し、現在、印刷費など制作資金の提供を呼び掛けている。

選挙啓発が目的のカードゲーム「トーヒョー!」を考案した川村忠寛さん

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 ゲームを考案したのは、まちづくり活動などに取り組む同町在住の川村忠寛さん。若年者層の低い投票率が社会的課題となる中、「若者の声を政治に届けるきっかけになるようなゲームをつくれないか」と2年半ほど前から「選挙」がテーマのゲーム案を検討。知人らと試行錯誤を重ね、今年、選挙権年齢が18歳に引き下げられるタイミングで制作を決めた。

 架空の自治体の市民になった3~6人のプレーヤーが5種類100枚ほどのカードを使い、「理想のまちづくり」を目指す同ゲーム。「雇用・経済」「子育て・教育」「介護・福祉」の3分野から2枚の「政治家カード」で示されたマニフェストを比較し、各プレーヤーが「投票カード」で市長を選び、支持したマニフェストが実現されれば「幸福ポイント」がたまる。「(市長の)任期」を4ターンとし、「選挙」「リコール」などのイベントを繰り返しながら、あらかじめ定められたポイントを獲得したプレーヤーが勝利する。1ゲームの所要時間は15~45分ほど。

 川村さんは「ゲームに勝つためには、どの候補者に投票すればいいのかを考えなければならない。政策を見て候補者を選ぶという基本行動や選挙の大切さを楽しみながら知ることで、若い皆さんが投票所に足を運ぶきっかけにできれば」と話す。

 現在、印刷費など制作資金をクラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて募っている。

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