パナマの民族手芸「モラ」作品展-クッションなど120点展示

クッションなど鮮やかな色彩の「モラ」が並ぶ会場

クッションなど鮮やかな色彩の「モラ」が並ぶ会場

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 中南米の民族衣装が起源の「モラ手芸」の展示会が、秋田県児童会館(秋田市山王中島町1、TEL 018-865-1161)で開催されている。

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 パナマ共和国のクナ族の女性が作る民族衣装が起源の「モラ」は、2枚重ねた色違いの布地の1枚を切ってもう1枚の布を見せる技法で、これに刺しゅうやアップリケを隙間なくあてるなどして仕上げる。原色の布地をベースに「自然」「動物」「神話」などがモチーフの刺しゅうが施された素朴な味わいは、日本でも愛好者が多い。

 講師の堀内規代さんと生徒27人の作品が展示された会場には、「バッグ」「タペストリー」「クッション」など約120点の「モラ」作品が並び、クリスマス向けにサンタクロースなどをあしらった作品を集めたコーナーも。

 「モラ手芸」の第一人者としてテレビ出演や多数の著書を持つ中山富美子さんの指導を受けたという堀内さんは「大きなものは1年かけて作ることもあり、それだけ作品に思いが込められ大切なものになる。この展示会ではそうした制作者の思いと、モラの明るさや楽しさが伝えられれば」と話している。

 開館時間は9時~17時。月曜休館。入場無料。11月14日まで。

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