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秋田美大が「芸術価値創造拠点」事業 県内4市町舞台に人材育成目指す

写真後列右から時計回りに、秋田公立美術大学の岩井成昭教授、彫刻家の佐藤励さん、「シェアビレッジ」メンバーの半田理人さん、
男鹿市でカフェを経営する猿田真さん、美術家の岩井優さん

写真後列右から時計回りに、秋田公立美術大学の岩井成昭教授、彫刻家の佐藤励さん、「シェアビレッジ」メンバーの半田理人さん、 男鹿市でカフェを経営する猿田真さん、美術家の岩井優さん

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 秋田公立美術大学(秋田市新屋大川町)が6月9日、受講者公募型の人材育成事業「AKIBI plus(アキビ・プラス)2016」の事業概要を秋田市役所新庁舎で発表した。

秋田市役所新庁舎で開かれた「AKIBI plus 2016」記者発表会の様子

 地域との関わりが深い芸術分野などで「アートマネジメント」ができる人材の育成などを目的に、同大の岩井成昭教授のグループが昨年から県内で展開する同事業。文化庁の「大学を活用した文化芸術推進事業」を活用する。

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 今年は、「秋田市」「男鹿市」「五城目町」「仙北市角館」の県内4市町を「芸術価値創造拠点」に設定。拠点ごとに「地域アドバイザー」として企画運営に携わる美術家らと同大教員が連携し、一般公募する受講生や地域住民と共同で人材の育成を目指す。同事業の実施記録に基づき、2017年に開設予定の同大大学院向けテキストブックも制作する。各地域で「地域アドバイザー」を務める4組は以下の通り。

 秋田市内で滞在型制作活動を予定する美術家の岩井優さん、男鹿市の地域特性を生かした短期滞在拠点の立ち上げ準備に取り組むカフェ経営の猿田真さん、五城目町で架空の村を運営するグループ「シェアビレッジ」メンバー、仙北市角館を舞台に「ソーシャル」を題材にワークショップなどを開く彫刻家の佐藤励さん。

 岩井教授は「地域への理解・浸透を図りながら新しい芸術領域を生み出すことは重要なテーマ。地域課題のリサーチから企画、実施までを通じて表現できる人材の育成につなげられれば」と話す。

 現在、受講者を募集している。参加コースは、4市町のうち1カ所に集中参加する「各拠点専属型」と、各市町で開かれる公開イベントなどにオブザーバーとして参加する「拠点横断型」のいずれかを選ぶ。開催期間などは地域により異なる。問い合わせは同大学事務局企画課(TEL 018-888-8478)まで。

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