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ブラジル脳回転軸 ~ 浅野克紀さん #04/すきかちっ Vol.7

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記事提供:すきかちっ

浅野克紀のアイデアの深化が止まらない。ダースエンターテイメント社長の浅野克紀が考えている秋田の真価を感じさせる計画の一部を公開!あなたはこの加速についてこれるか!? さあ、今からでも遅くない。ここから始まる時代に飛び乗れ!浅野克紀登場回、遂に最終回!

Akita Bijin Bon(秋田美人盆)でインバウンド!

Matirog「ブラジルで生活していた浅野さんですので、そのつながりでブラジルからこの『すきかちっ』を読んでくれている方もいらっしゃると思います。さて、浅野さんの次の一手は何なのでしょうか。先取りして、ぜひここでお聞かせください!」

浅野「とにかく、面白いことをやっていきたいですね。まずは企画に関してお話しようと思いますが、その前に『Tokyo Bon 東京盆踊り2020』はご存知ですか?」

Matirog「先日、別の方から教えていただきました!」

浅野「『Tokyo Bon 東京盆踊り2020』は昨年、YouTubeで公開されましたが、ものすごい再生回数なんです!(10月22日時点でおよそ4200万回)。ピコ太郎さんの『PPAP』を超えて、韓国の歌手PSY(サイ)の『カンナムスタイル』に近づいています。内容は東京オリンピックをアピールすべく、盆踊りをテーマにした東京のPR映像ですが、この動画のすごいところは、制作者が中国人プロデューサーなんですよ。この動画をご覧になると分かるかと思いますが、東京に住んでいる人の感覚ではありません。外国人目線で映像を制作しているので、外国人に受け入れられ、もともと多かった東京の観光客数は、さらに増えたそうです」

Matirog「僕も動画を見ましたが、日本を知らない外国人が、外から日本を見た時のイメージを見事にデフォルメした動画でした。和製英語のジャパングリッシュが、分かりやすく表現されています。確かに日本では『McDonald’s』は『Makudonarudo(マクドナルド)』とカタカナ読みしないと通じませんよね。動画に出演している方も、日本ではあまり知られていませんが、今や東南アジアで爆発的に売れているそうですね」

浅野「僕はこの『Tokyo Bon 2020』を秋田へ持ってきたい!と考えています」

Matirog「おおおおお!来ましたね!」

浅野「今、企画を実現するために色々と模索しております。クルーズ船などで外国からの観光客の方が増えて来ているので、動画1本を撮るだけでなく、アウトバウンドとして、長期計画で、観光PRを目的にアプローチをかけたいと『野望』を持っております!」

Matirog「インバウンドとして秋田に来てもらうだけではなく、アウトバウンドも考えているんですね。相互交流ですか!」

浅野「秋田空港で10月下旬から台湾チャーター便が就航しますので、これは僕にとっても追い風です。これで、台湾の方も秋田へと訪問しやすくなります」

Matirog「動画を見て『あの温泉に行ってみよう』とか『きりたんぽの食べ方ってこうなんだ』『男鹿でパラグライダーができるんだ』のように動画コンテンツがアップされていれば、秋田に行ってみたいと思わせるきっかけになりますね」

浅野「それは日本人目線かもしれません。外国の方が、実際に行ってみたいと思う内容は異なることが多いんです」

Matirog「『曲げわっぱを知りたい!』とか『なまはげと戦いたい!』なんでしょうか。僕たち日本人が思い描く、いわゆる観光客のニーズとは違う発想が必要なんですね」

浅野「そうなんです。なまはげは神様なので本来は戦ってはいけませんが、観光客向けにアレンジすることは可能かもしれません。秋田県は、冬に観光客が多くなります。台湾のように冬がない国から来た観光客の多くは何をするかと言うと、ただ『見に来る』だけなんです」

Matirog「地吹雪を浴びたいとかでしょうか。かまくらを作りたいとか?」

浅野「いいえ、かまくらは『見て』終わりです。彼らにとっては馴染みのない雪を『見る』だけでも貴重な体験ですので、白い雪でできたかまくらを『見る』だけで十分感動に値するんですよ。日本人とは違う、台湾、タイの人の価値観で動画を作ってもらう予定です。そして、全世界に向けて配信です!」

Matirog「実は僕、10月に初めての海外旅行で台湾へ行くんですよ。事業の一環として観光業を検討していて、台湾の人に秋田県で体験してほしいのはどんなことなのかを知るためにも、実際に行ってみようと思いました。現地での交流も期待しています」

浅野「今、日本で流行(はや)っている食べ物は台湾やタイの屋台から来ているものも多いんですよ。かき氷やロールアイスもそうですね」

Matirog「アイスを薄く丸めたロールアイスがそうなんですか!? 台湾の屋台のものを日本へ持ってくると流行るんですね!」

浅野「一つの流れとしてはあると思います」

Matirog「逆に、日本で流行っているものが、台湾やタイに行って人気が出ることはあるんですか?」

浅野「ラーメンがそうでしょうか。流行りを新しく取り入れていくためにも、秋田のPR動画を作りたいと思っております!!」

やぐら×DJブース=Bon Odori

Matirog「ほかに今後のプランはありますか?」

浅野「盆踊りですね」

Matirog「またまた来ました、盆踊り!」

浅野「盆踊りは、町内に紅白幕で囲まれたやぐらを立てて、太鼓を叩きながら踊る夏の行事ですよね。しかし、最近は町内の盆踊りに若い人があまり参加しません。盆踊りという行事ですらなくなってしまったところもあります。この盆踊りにもっと足を運んでもらえるように、新しい盆踊りを企画しています。『Bon Odori』です」

Matirog「具体的に何をされるんですか?」

浅野「やぐらの上にDJブースと和太鼓を設置します」

Matirog「伝統的なやぐらにDJブースですか!? 和太鼓もあるとなると和洋折衷ですね」

浅野「はい、融合です。盆踊りの音楽をクラブ音楽のように変えますが、従来の盆踊りのように丸い輪になって踊ることもできます」

Matirog「その発想のきっかけはなんですか?」

浅野「この盆踊りは既に開催されているんですよ。実際に見に行ってみたところ、古き良き文化と新しい文化が融合されていたんです。あの光景にはビックリしましたね。実は近いうち秋田で開催しますので、解禁になったら楽しみにしていただけるとうれしいです!」

Matirog「参加者の様子はどのようでしたか?」

浅野「小さなお子さんから大人までいましたが、いつも通り回りながら踊る人もいれば、音楽にあわせて『縦ノリ』の人もいました。これって融合ですよね。これをぜひ秋田でやりたい!と思いました」

Matirog「いつごろ開催される予定ですか?」

浅野「本来盆踊りは夏の行事ですが、その概念を取っ払って冬に開催します!」

Matirog「いやいやいや!ご先祖さまは寒がって降りてきませんね(笑)」

浅野「もちろん冬なので室内で開催しますが、雪が降る中で盆踊りとクラブイベントの融合をしたら面白いと思いませんか?」

Matirog「二重に驚きです。でも、秋田は冬のお祭りが多いですよね。冬は寒いこともあって、あまり外に出られずストレスも溜まりますので、ニーズはありそうです!」

浅野「時期は真冬を狙っています。盆踊りはお盆の時期の仏教の行事ですが、みなさんが『面白い』と思っていただけることって、ぶっ飛んでないと感じてくれないかなぁと思っております」

Matirog「幻想的なかがり火の盆踊りも大切にしていかなければいけない伝統行事ですが、やぐらにDJがいて、クリスマスの電飾で彩られた盆踊りは面白いです!ダンスパーティーとしてではなく、海外の人に向けて『盆』の文化を発信するためのイベントなんですね」

浅野「はい、盆踊りの文化と秋田の雪を一緒に体験してもらいたいです」

バーチャルYouTuberでインバウンド!!

Matirog「『Akita Bijin Bon』と『Bon Odori』、十分インパクトのある企画ですね」

浅野「もう一つ考えています。『YouTuber』はご存知ですよね? YouTuberは人間ですが、そこを人間じゃなくします!」

Matirog「え…?どういうことですか?」

浅野「要するにバーチャルです。『バーチャルYouTuber』を作ろうと思っています」

Matirog「バーチャルYouTuber、僕も最近知りました! 動画の配信をするのは人ではなく、架空のキャラクターなんですよね」

浅野「実際にバーチャルYouTuberをしている知人がいて、その方が『秋田犬がしゃべって秋田のことを紹介したら面白くない? やろうよ!』と提案してくれたんです。最初は何を言ってるんだろうと思いましたね(笑)。しかし、アニメは現在世界中で注目されていますので、秋田美人と秋田犬をそれぞれアニメ化して秋田を案内したら、また一つの面白い展開になるのではと考えています」

Matirog「そのアイデア、この『すきかちっ』で紹介したくないくらい僕が欲しいです(笑)! 最近、秋田犬や秋田美人の認知度も上がってきましたよね。この2つを組み合わせたバーチャルYouTuberで世界中の人に秋田をPRする企画は間違いなく成功しそうです! 必ず実現してほしいと思います」

浅野「秋田PR動画と冬の『Bon Odori』、そして『バーチャルYouTuber』の3つの企画をお話ししましたが、これらはインバウンドとしてつながります」

Matirog「これから発動する面白い大企画を3つも聞かせてくださいましたが、やはり多くの人にアウトプットすることで協力者も得られやすくなるのでしょうか?」

浅野「興味を持ってくれる方は増えます。アイデアをたくさんの人に伝えることで、真似されるリスクはありますが、表面的なものを真似しても、核心の部分は僕自身の中にありますから100%真似はできません。僕は根本的なやり方を知っていますからね」

Matirog「成功へつながるコアな部分を浅野さんが持っているからこそ、真似されても大丈夫という自信があるんですね」

浅野「話題の動画『Tokyo Bon 東京盆踊り2020』がなぜこんなにも再生されているかと言うと、やっぱりカラクリがあるんですよね。僕だけでは絶対にできません!大きな協力者がいて制作できるものだと思っております!」

Matirog「うわー!そこに関わっている人と浅野さんがつながっているのであれば、簡単に真似できませんね」

Matirog「インフルエンサーが相当数いないと難しいということですね」

浅野「大都市はPR動画の制作をすると決まりました。企画はできても上の人間が『やる』と言わないと実現しません」

Matirog「物事はうまく進まないことが多いですよね…」

浅野「ところが、秋田もやりたい!と手を挙げてみたらOKが出たんです。あとは秋田県がYESと言えば、進展します」

Matirog「すごい!既に半分ほど成功が確約されているじゃないですか! 一刻も早くやらないと後悔しそうです。オリンピックも近づいていますからね」

浅野「ラグビーもありますから、2019~2020年にかけて海外からたくさんの人が訪日する見込みです。しかも、今年10月から秋田台湾の直行便も就航しますしね!」

Matirog「読者から購読料をいただきたいくらい、内容の濃い、貴重なお話を聞かせてくださいました」

浅野「僕自身絶対に実現したいことなので。やると言わないと周囲も動きませんからね」

Matirog「やりたいことをどんどん伝えるスタイルを貫いてきたからこそ、信頼も厚く人脈も広いのだと思います」

浅野「この10年の間に経験したものを新しい改革として、楽しいことをしていきたいです」

Matirog「『DACEE(ダース)』の中の『E』である『進化=Evolir』を遂げるのですね! 10年経過して、新たなダースエンターテイメントさんの進化がますます楽しみです。そして、その後をファイオンも追いかけていきます!」

すきかちっ(Phiomn)