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ブラジル脳回転軸 ~ 浅野克紀さん #02/すきかちっ Vol.7

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記事提供:すきかちっ

常に挑戦し続ける男 浅野克紀。彼は己の直感に従い、念じ、願いを叶え続けてきた。それは一見シンプルに思えるが、実現するのはなかなか難しい。仕事のやり方はその人の生き様を写す鏡である。シンプルだけどかっこいい男、浅野に更に迫る。

節目は、3年→5年→8年→10年→15年

Matirog「僕は会社を設立して、まだ5カ月ほどですが、やはり会社を維持し続けるということはそう簡単ではないことだと感じます。浅野さんは2008年8月8日に設立されて、10年間会社を維持し続けながら、さらに幅広く展開されているので、本当に尊敬します。先輩経営者の浅野さんから、新人経営者である僕に何かアドバイスをいただけますか?この『すきかちっ』読者には、これから起業したい方、起業して間もない方もいるかと思いますので、そんな読者たちが共感できるようなお話をお聞かせください!」

浅野「どんな会社でも、先行きはどうなるか分からないとは思いますが、『3年やったら5年続く、5年やったら8年続く、8年やったら10年続く、10年やったら15年続く』と、ある方から言われたことがあります。僕はその節目節目を頑張って進んできました。現在10年が経過して、正直なところしんどい気持ちはあります」

Matirog「10年経って、今現在しんどいということですか?」

浅野「この10年間、楽しいこともありましたが、しんどい時期のほうが長いかもしれません。うちのようなエンターテインメント事業や企画提案している会社が秋田県にいくつかありますが、なかなかこの秋田県では定着や安定が困難なんですよ」

Matirog「最初の目標である3年を迎えるにあたって、どのようにされていましたか?」

浅野「僕はかつてブラジルにいましたが、ブラジル人と秋田県民はラテン系で性格が似ていると感じました。違いと言えば、秋田県民は最初に人間関係において壁を作る人が多く、仲良くなるまでに時間がかかることでしょうか。ブラジルにいた当時、色々なところへ行って人と交流する機会がありましたが、『秋田県はどこ? 何があるの?』と、秋田の存在を知らない人がほとんどです。そこで、ウェブを使って秋田県やその県民を世界中にPRしようと決めました。当時広告収入は得ていましたが、会社として展開していかなければと思い、その過程で『pramo』が誕生しました。コンセプトは、初めから秋田を全国にPRすることでしたので、その気持ちはブレることのないまま始めました。最初の3年間は、メンバーの顔や、会社の名前を売ることに専念しました」

Matirog「浅野さんはフットワークが軽いですよね。先日弊社の事務所に来ていただいた際に『今度飲みに行きましょう』という話が出ましたが、そのあとすぐに実現しました。この手のことは口約束で終わることも多いですが、浅野さんのスピーディーな行動力に驚きました」

浅野「僕、口約束はしないんですよ。飲みに行こうとなれば、もうその場で日程を決めますね」

Matirog「雰囲気のいいお店で、秋田の郷土料理をいただきながら、本当に楽しい時間を過ごせました! 2次会では、浅野さんのお客さんともご一緒させていただいて。本当にごちそうさまでした。人をつなげる達人だと思います」

浅野「人と話をするのは好きですね。人をすぐにつなげられるのは、秋田県にいるからだと思いますよ。首都圏にいて、別の場所にいる知人と合流して飲むことはなかなか難しいです。個室も秋田県の飲食店には多いように感じますね。色々な人と会ってつながることで、たくさんの情報を得ることも、学ぶこともできます。人は、お金では買えない財産だと僕は思います。そのため、お世話になった人には、必ず何かで恩返しをしなければならないと常に思っています。まだまだ返せていませんが」

念じれば出会う

Matirog「会社設立当初は、他の経営者との交流はなかったはずですよね。その頃、秋田で最新の情報を得るには、各企業の経営者との接点が不可欠だったと思いますが、情報はどのように得ていたのですか?」

浅野「経営者が集まる会に入って、先輩方から教えていただくことはたくさんありましたが、僕には『今こうだから、こうする』という考え方が根本的になかったんです。新しいものを生み出そうと考えていました」

Matirog「過去のパターンを真似るのではなく、ゼロから何かを生み出そうとしていたんですね」

浅野「新しいもので、より地域を楽しくしていきたいと考えていたわけです。そこから、教えてくれる方の意見を取り入れ、少しずつ肉付けしていきました」

Matirog「企画書を作って、色々な人に見てもらって、意見をフィードバックしてもらうということですか?」

浅野「企画書を作る前に、口頭でとにかくアウトプットしています。そこから、反応が良いものを集めて企画書を作るんです」

Matirog「浅野さんは、秋田県の中だけではなく、東京ともつながっていますが、どのように人脈を広げているのですか?」

浅野「芸能マネジメントをしているので、こちらからプロモーションとしてアプローチをかけますが、一方で、先方から連絡をいただくこともあって、色々な形でつながりができますね。あとは、『この人に会いたい!』と念じています(笑)。念じると本当に会えたりするんですよ」

Matirog「念じれば、願いは叶うんですね!」

浅野「男性のパフォーマンスユニット『VALOR』を作る時に、頂点に立つ人の話が聞きたいと思ったんです。それをひたすら念じました。会いたいと念じながら、色々な人に伝えました。そうしていたら、会いたかった人の側近の方に会うことができて、最終的にご本人にお会いすることができましたね。ほかにも、宣伝の仕方も分からなかったので、どうやって宣伝したらいいか相談していたら、宣伝の達人にばったりお会いしたりとか」

Matirog「引き寄せますね!! やはり頂点の人の考え方は一般的ではなかったりするんでしょうか」

浅野「それが、そうではないんです。トップにいる方は一般的な考え方をする人が多いです」

Matirog「一般的な感覚を忘れていないということですか?」

浅野「そうですね、一般人より一般人らしいというか、気さくな方が多いです。現在仕事でお付き合いのある有名な方は、ダイエットのために、2駅前で降りて歩いているそうです。僕の偏見かもしれませんが、秋田の人は格好を気にする方が多いように感じます。ところが有名人は案外ラフな格好でお出かけされる方が多いですよ」

Matirog「先日アコーディオニストのcobaさんがラジオのゲストで出演してくださったんですが、子どものころから大ファンで、僕にとっては雲の上の人です。本番前のあいさつも、言葉がうまく交わせないほど緊張しましたよ。浅野さんは緊張されないんですか?」

浅野「僕、小さいころからあまり緊張しないんですよ(笑)。人と話をするのが好きだからかもしれません」

Matirog「うらやましいです! この職業は天職ですね」

★次回~ダースエンターテイメント社長・浅野克紀さんの「ブラジル脳回転軸 #3」は10月15日配信予定です。お楽しみに!

すきかちっ(Phiomn)