「秋田に学べ。」-首都圏JR車内広告のキャッチコピーが話題に

大手学習塾がJR東日本車両に掲示する車内広告「秋田に学べ。」 画像提供:秋田県知事公室情報公開センター

大手学習塾がJR東日本車両に掲示する車内広告「秋田に学べ。」 画像提供:秋田県知事公室情報公開センター

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 大手学習塾「栄光ゼミナール」(東京都渋谷区)が首都圏のJR東日本車両のドア上部に掲示するポスター広告が、秋田県民の間で話題になっている。

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 縦14センチ、横102センチの同ポスターは、赤地に白抜き文字でデザインされたもので、キャッチコピーは「秋田に学べ」。ポスター全体の20%ほどのスペースには小さな文字で、「全国学力テストで第一位(小六)の秋田県。少人数制の授業、早寝早起き、予習復習は自宅でしっかり。好成績を生んだ、秋田の子どもたちの生活習慣に学びたいものです」とも記載されている。

 小学6年生と中学3年生を対象に昨年4月、43年ぶりに全国一斉に行われた「全国学力テスト」の公立校の都道府県別平均正答率で、秋田県の小学生が全問題で全国1位、中学生も1位を含む全問題で3位以内という記録的な好成績を残し、話題になった。

 ポスターは「メッセージ性を前面に出しながら、広告宣伝というよりも満員電車の中で教育について考えるきっかけなれば」(栄光ゼミナールの広報担当者)と月替わりで掲示しているもの。同学習塾のポスターは、「これまでにも『インド式の算数』をコピーに使ったことはあるが、国内の地名を使うのは初めて」(同)で、「学力を伸ばすのは受験勉強だけではなく、秋田の小中学生の高い学力は、早寝早起きなどの基本的な生活習慣が支えているという調査結果から採用した」(同)とも。

 東京在住の男性は、今回の車内広告について「イラストや写真が多い広告の中で、文字だけの広告は鮮烈で面白く、『秋田』の文字が印象に残った」と話し、ポスターの存在を知った秋田市在住の女性は「秋田の良いところが、このような形で広がることはうれしい」と話している。

 ポスターは7,000枚が制作され、山の手線と青梅線を除く、東京、神奈川、千葉、埼玉のJR線電車内ドア上部に今月末まで掲示される。

栄光ゼミナール秋田のNPOを対象に「広報講座」-講師に電通ディレクター(秋田経済新聞)秋田で「宇宙教育」リーダー育成講座、過去最多の50人が受講(秋田経済新聞)寝ころんで触れる-秋田で科学絵本400冊と科学体験会(秋田経済新聞)かつての不良学生が45歳で高校入学(伊勢志摩経済新聞)

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