秋田経済新聞の上半期ヘッドラインニュースPV（ページビュー）ランキング1位は、教員採用試験に11年間挑戦し続けた男性が開業したカフェを紹介した記事が輝いた。

　ランキングは、1月1日から6月30日までのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り（カッコ内は掲載日）。

1. 秋田・教員試験に11年落ち続けた男性がカフェ開業　技術科の腕生かし（6/7）
2. 秋田に「しょうゆ」にこだわるラーメン新店　連日売り切れの人気に（3/9）
3. 秋田の老舗ラーメン店「えびや」閉店へ　スープにこだわり22年間の歴史に幕（5/9）
4. 秋田の新ご当地ソフト「ババヘラ・ソフト」、今年も（4/7）
5. 秋田に辛さ選べるラーメン店　最高辛味は「笑辛」（2/26）

6. 秋田のフルーツパーラー「いちごの木」が移転　新会社に営業譲渡（4/15）
7. ネコ顔のマトリョーシカ「ネコーシカ」に秋田版　1体限定販売（3/22）
8. 女子大生2人が秋田銘菓をPR　バレンタインに合わせ都内居酒屋で（1/8）
9. 秋田にセレクト雑貨店　女性店主が人気アイテムそろえる（3/3）
10. 秋田に150銘柄そろえる「酒バー」　居酒屋メニューにもこだわり（3/1）

　秋田大学を卒業後、技術科の教員を目指して11年間にわたり採用試験を受け続けた大仙市在住の木元和人さん。これまでに培った技術を生かしてカフェを開業した。両親には「カフェのために身に付けた技術ではないはず」と半ば諦められながらも、新たな目標へ向けて挑戦する木元さんの姿が読者の共感を呼んだ。

　牛島地区にオープンした「しょうゆにこだわるラーメン店」（2位）や「辛味にこだわるラーメン店」（5位）などラーメン新店が注目を集めた一方、長年にわたり市民に親しまれた名店の閉店（3位）も話題に。

　昭和の時代から親しまれるご当地アイスをソフトクリーム風にアレンジした商品（4位）や、他店に営業が譲渡された人気フルーツパーラー（6位）、それまで働いていた雑貨店の閉店に伴いスタッフが独立して開業したセレクト雑貨店（9位）など、「リメーク」や「継承」をキーワードに含む記事が多く読まれる傾向が見られた。