秋田の動物園に「サツマイモ」寄贈 大館の小学生が収穫し届ける

大館市内の小学生から動物のエサになる「サツマイモ」の寄贈を受ける「秋田市大森山動物園」の小松守園長(写真左)

大館市内の小学生から動物のエサになる「サツマイモ」の寄贈を受ける「秋田市大森山動物園」の小松守園長(写真左)

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 大館市内の小学生が10月30日、秋田市大森山動物園(秋田市浜田)に動物のエサになる「サツマイモ」を寄贈した。

寄贈された「ヒマワリの種」を食べるオウム

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 ゾウやビーバーなどのエサになることから、エサの中で最も消費量が多いサツマイモ。動物園の要望を受ける形で学区内の農家が協力し、2014年から「さつまいも夢プロジェクト」(さつまいもにこにこプロジェクト)と銘打って同校児童らが栽培に取り組む。

 寄贈のため同動物園を訪れたのは大館市立南小学校に通う1年生と6年生の児童52人。今年、同校児童が苗植えから栽培に取り組み、今秋収穫したばかりのサツマイモ「ベニアズマ」約100キログラムを寄贈した。贈呈式に出席した同地区の児童会と婦人会からは「ヒマワリの種」も寄贈され、同園職員が早速、オウムに与えるほほ笑ましい場面も。

 6年生の大澤汰靖くんが「サツマイモを育てるのは大変だったが、動物たちにおいしく食べてもらえればうれしい」と話すと、同園担当者は「皆さんが愛情を込めて育ててくれたサツマイモは、そのまま動物たちの命につながる。交流を続けられれば私たちとしても大変ありがたい」と応えるなど、感謝の意を表した。

 贈呈は今月から11月にかけて3回行われ、合計約300キログラムのサツマイモを寄贈する予定。

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