秋田で「遊郭」「色街」テーマにトークライブ-遊里史研究家招く

美術工芸として完成度が高い「遊郭」建築 ©渡辺豪

美術工芸として完成度が高い「遊郭」建築 ©渡辺豪

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 「遊郭」がテーマのトークイベント「全国の遊郭跡を訪ねて~写真で見る紅灯街」が3月7日、小松クラフトスペース(秋田市中通4、TEL 018-837-1118)で開かれる。

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 昭和初期に発行されたガイド本「全国遊廓案内」や「全国女性街ガイド」を復刻させたり、現存する建物を記録した写真集「遊郭紅灯の街区」を制作したりするなど、遊郭や赤線の研究に取り組む渡辺豪さんをゲストに招く。

 渡辺さんがスライドを使いながら遊郭について解説するほか、同店の小松和彦さんが研究に取り組む「秋田の色街」の発表も行い、渡辺さんとトークを繰り広げる。遊郭に関する資料も展示する。

 「地域の暗部とも考えられていたことから、取り壊されてしまった遊郭の建物も多いが、建築や装飾などは美術工芸として完成度が高い」と小松さん。「日本の社会史や文化史を解釈する上でも価値が高い渡辺さんの話に耳を傾けてもらえれば」と来場を呼び掛ける。

 開演は13時30分と18時30分の2回。入場料は1,500円。入場には同店に予約が必要。

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