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秋田で「ミネラル氷」を使った「かき氷」、飲食店で人気じわり

機能性氷を使う「フルーツパーラー・いちごの木」のかき氷

機能性氷を使う「フルーツパーラー・いちごの木」のかき氷

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 北斗製氷(秋田市千秋明徳町、TEL 018-832-3415)と秋田大学が共同開発した機能性氷「ケアアイス」を使った「かき氷」メニューが現在、市内飲食店で広がりを見せている。

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 亜鉛などのミネラル成分を含ませて製造する「ケアアイス」。秋田大学大学院で工学資源が専門の濱田文雄教授の提案を受けた同社が、今夏から初めて製造販売する。

 体内からミネラル成分が失われやすい夏季に向くことから、同商品を使った「かき氷」メニューが市内飲食店で広がりを見せている。現在、同商品を使ったメニューを提供するのは、「フルーツパーラー・いちごの木」(雄和石田)、「コンディトライ・ジン」(将軍野青山町)、「勝月」(保戸野通町)の3店。

 「家庭で製氷する際に氷の中心部にできる白濁した部分が不純物。不純物を除いて作る『純氷』の製造に対し、ミネラル成分を含ませることにより不純物が含まれる場合と同様の状態に製氷されやすいため、氷全体に成分を行きわたらせることが技術上苦心した点」と北斗製氷の鈴木賢一郎常務。

 同社は今後、同商品をブロック状に砕いて袋詰めした商品の市販も予定する。

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